- SMS内URLを開かない
- 本当に荷物が届く予定があるか思い出す
- 配送会社の公式アプリ/公式サイトを自分で開く
- 追跡番号・配送予定・不在通知を公式側で確認する
- 会社ごとの現在の公式通知方法を確認する
- すでにリンクを開いた・情報を入力した場合は事後対応へ
宅配を装う偽SMSは実際に確認されている
警察庁は、宅配業者をかたるSMSから偽サイトへ誘導するフィッシング事例を案内しています。国民生活センターも、宅配便業者を装う「不在通知」の偽SMSから偽サイトへ誘導され、ID・パスワード等を入力したり、不正なアプリをインストールしたりするトラブルを公表しています。
つまり、「荷物を持ち帰りました」「住所を確認してください」「再配達はこちら」といった用件自体は、詐欺側でも利用される文脈です。
荷物が届く予定があっても、SMSの証明にはならない
ネット通販をよく使う人なら、いつ荷物が届いても不思議ではありません。実際に荷物を待っている日に偽SMSが届くこともあり得ます。
そのため、「ちょうど注文していたから本物だろう」とSMS内リンクを開くのではなく、注文履歴や配送会社の公式追跡機能から確認します。
確認は配送会社の公式側から始める
配送会社や追跡番号が分かる場合は、そこから正規情報を確認します。
SMSリンクではなく、普段使うアプリ、ブックマーク、自分で確認した公式サイトを利用します。
SMSが本物かどうかに関係なく、正規サービス側で手続きが完結すれば、怪しい導線を使う必要がありません。
ヤマト運輸:現在の公式FAQでは「SMSで連絡しない」
2026年8月23日に確認したヤマト運輸の公式FAQでは、ヤマト運輸はSMS(ショートメール)による連絡を行っていないと案内し、SMS形式の通知が届いた場合はURLをクリックせず削除するよう説明しています。
同FAQは、見かけの送信元がヤマト運輸のドメインになっている迷惑メールも発生していると注意しています。つまり、メールの場合も送信元表示だけを最終判断には使いません。
日本郵便:不審な配送関連メッセージの例を公開
日本郵便は公式サイトで、日本郵便を装った不審メール・架空Webサイトへの注意喚起を掲載し、配送先住所、再配達、配送料・通関料などを装う不審なメッセージ例を公開しています。
サービスごとに正規の通知方法は異なるため、ブランド別の記事を量産するのではなく、必要なときに各社の最新公式ページを確認する方針にしています。
リンク先でアプリのインストールを求められたら
国民生活センターが公表した宅配偽SMSの事例では、偽サイトから不正なアプリをインストールした後、自分のスマートフォンから同様のSMSが大量送信されたケースが紹介されています。
SMS経由で提供元不明のアプリ導入を求められた場合、その手順を続けません。すでに導入した場合は、ScamScanのメッセージ判定ではなく、利用OS・端末の現在のセキュリティ案内やIPA等の技術相談を確認します。
ID・パスワード・カード情報を入力した場合
配送確認を装う偽サイトで認証情報や決済情報を入力した場合は、配送SMSの見分け方を続けるより、入力した情報別の対処へ切り替えます。
ScamScanで宅配SMSを確認する場合
ScamScanには配送詐欺を表すカテゴリがあり、宅配SMSの本文やスクリーンショットを手動でAI分析へ渡せます。
ただし、ScamScanは配送会社の追跡システムに接続していないため、荷物が本当に存在するか、再配達が必要か、追跡番号が有効かは確認できません。実際の配送状況は公式サービス側で確認します。